小暮太一のカイジ「命より重い!」お金の話【借金まみれで返済がきついと思ったら】

カイジ「命より重い」お金の話 お金
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今日は『カイジ「命より重い!」お金の話』についてです。
・どうやったらお金持ちになるんだろうか。
・どうやったら借金まみれにならないですむんだろうか。
・お金の仕組みについて真剣に学びたい!
と、お金に対する不安を抱えているあなたにぴったりの本です。

この本は「今までで一番やさしい経済の教科書」の著者、経済ジャーナリスト・小暮太一さんの本です。

この本の内容

序章 ようこそ、クズのみなさま
第1章 給料が少ない…?現実を見ろ!
第2章 金は、自分で守らねばならないのだ!
第3章 知らないやつは、勝負の前に負けている!
第4章 圧倒的勝利を呼ぶ、マネー思考を身につけろ!
終章 お金に振り回されないために、本当に必要な力

経済ジャーナリストの小暮さんだからこそ、まんが・カイジの話からお金の仕組み、経済の話と分かりやすく世の中の仕組みを学べる内容になっています。

“芸”だけでは生きてはいけない

「芸は身を助く」という言葉があるように、能力があればお金が稼げるというのは一般論では間違っていません。
しかし、現代では”芸(能力)”を磨き、お金を稼いでも、お金についての知識がないために、不幸になる人が大勢います。
「稼ぐ」力だけでなく、

  1. 「稼ぐ」
  2. 「貯める」
  3. 「使う」
  4. 「守る」という、お金に関する四つの知識をバランスよく鍛えていく事が大事なんだそうです。

クレジットカードは要注意

日本信用情報機構によると、日本で消費者ローンの利用経験者は、8人に1人、つまり1500万人もの人が消費者ローンを利用した事があるんだそうです。
また複数の金融機関から消費者ローンを借りている多重債務者は全国で107万人もいるんだとか。
消費者ローンを利用している人のうち約30%が、ショッピングのローンがきっかけなんだそうです。
気軽にクレジットで買い物ができる時代になりましたが、クレジットでの買い物が借金への入り口となっているなんて、恐い話ですね。

また、日本の国内生産(GDP)は中国に抜かれたとはいえ、世界第3位。
にも関わらず、およそ4世帯に1世帯が”貯金なし”の状態。
単身世帯に限っては33.8%、つまり3世帯に1世帯が”貯金なし”なんだそうです(金融広報中央委員調べ)

ワーキングプア

数年前からワーキングプアという言葉を聞くようになりました。
ワーキングプアとは”貧困層”のことを指し、生活保護の受給額よりも収入が少ない世帯(年収換算で約200万円前後)というイメージです。
このような状況の人が今、日本には約705万世帯いるのだとか。

また、サラリーマンの平均給料も下がり続けているそうで、
1997年では467万円だったのが、2011年では409万円まで下がっています。
年収換算で58万円。月に5万円もの給料ダウンになっているんだそうです。

借金する人の特徴

収入以上にお金を使ってしまう理由をひと言でいうと、それは“顕示欲”があるからなんだそうです。
誰でも
☑他人にみせびらかしたい
☑他人からよく思われたい
なんて欲求、ありますよね。

僕も後輩と飲みに行った時はできれば奢ってあげたい(よく思われたい)し、
彼女とデートに行った時もなるべく沢山払いたい(さすが!と思われたい)って気持ちがあるのでよくわかります。

この顕示欲がやっかいで、一度いい恰好しようと思ったらなかなかそのループから抜け出せません。
「前回ご馳走してくれたのに今回はしてくれないのかな?」
と、思われたくないがために、またまた1万円。2万円とお金が飛んでいく事になってしまいます。

連帯保証人と特殊詐欺

連帯保証人にはなるな
自己破産する人の10人に1人が”連帯保証人”になった事がきっかけなんだそうです。
僕も子どもの頃、親から、「連帯保証人だけには絶対になるな。」と言われて育ちましたが、連帯保証人は借金した人と同様の責任があるという事で、借金した人がお金を返せなくなったら代わりに借金を支払わなければならなくなります。
判子1つで取り返しのつかない事になる可能性も十分あるんだそうです。

オレオレ詐欺などの特殊詐欺
警視庁の発表によると、2012年に認知された振り込め詐欺の被害額は161億6277万円
過去最高だった2014年の特殊被害額は565億5000万円にもなります。
中小企業の年間売上を優に超える額が毎年毎年だまし取られています。
詐欺の手口も年々巧妙になっているので、特にお年寄りは注意が必要です。
お金は「稼ぐ」「貯める」「使う」「守る」の4つの力が必要です。
折角稼いで貯めても肝心の守る力が弱ければあっという間に一文無しになってしまう事もあるのです。

利子はお金のレンタル料

借金とは未来の自分からお金を借りる行為です。
車をレンタルしたらレンタル料を支払うように、未来の自分からお金を借りたらお金のレンタル料を支払う必要があります。
それが利子です。

人によく思われたいという顕示欲からくるお金の使い過ぎ、
クレジットカードによる気軽なネットショッピング、
連帯保証人などが借金への入り口になっているようです。
そしてその利子を払い続けるために現実の世界がどんどん苦しくなっていくという負のループ・・・。
そんなループに入ってしまったら真面目で一生懸命なあなたでも、なかなか抜け出すのは難しいかもしれません。
一番いいのはそのループに入ってしまう前に、こういったお金の知識をつけて危険なループの入口に近づかない事かもしれません。

著者の小暮さんは経済ジャーナリストさんなだけあって、実際の数字がバンバン出てくるので非常に分かりやすく、お金にまつわる恐い話が沢山学べます。

今日のあなたへの質問
「今日はワリカンで!と言える勇気はありますか?」
それでは今日もご機嫌な一日を!

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