伝え方が上手い人はみんな読んでいる本『伝え方が9割:コピーライター佐々木圭一』

伝え方が9割 コミュニケーション
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今日は一流コピーライター佐々木圭一さんの『伝え方が9割』についてです。
・いつも相手に上手く伝わらない。
・どうやったら相手の心に響くんだろう…。
・伝え方が上手い人ってどんな事を考えているんだろう。
と、周りの人に自分の想いをしっかり伝えたいと思っている、そんなあなたにおすすめの一冊です。

人は1日に22回お願いをしている

【人生の節目】
学校を選ぶ時
就職の時
契約の時
恋愛の時
結婚の時

人生の節目では、自分の考えを相手にしっかりと伝え、相手からYesの返事をもらう必要があります。
ここ10年間で、情報量は530倍になったと言われています。
普通の伝え方をしても人々の心には届かない時代になりました。

人は1日に平均22回お願い事をしていると言われているそうです。
22回お願いして、5回しかYesをもらっていなかった人が、15回Yesをもらえるようになったら、人生変わると思いませんか?
この本で学べるのは、人に自分の考えをしっかりと伝え、相手からYesを引き出すための技術です。
そう、伝え方にはレシピがあったのです。

考え方の3手順

人に何かを伝えてお願いする時の3つの手順がこちらです。

【考え方の3手順】
①願いをそのままコトバにしない
②相手のメリットを考える
③願いとメリットを一致させる

「あれやりたい!」
「これやりたい!」
と、自分の気持ち・自分の都合ばかり言ってくる人の言う事、聞きたくないですよね?
まずは、自分の思いや願いをそのままコトバにするのはやめましょう。
そして相手にとってのメリットを考えます。
例えば意中の娘をデートに誘いたい際、自分がデートしたい!という気持ちは一旦忘れましょう。
そして相手にとってのメリットを考えてみましょう。
相手はイタリアンが結構好き。おいしいものを食べるのが好き。おいしいワインを飲むのも好き。
自分の願い=デートしたい
相手のメリット=イタリアンやワインのお店に行くのは好き

「ビックリするぐらい美味しいパスタとワインが飲めるお店見つけたんだけど一緒に行かない?」
こんな風に伝えれば、自分の願いも叶い、相手のメリットも一緒に満たせます。
コトバにする前に、こんな風に考える習慣をつけるだけで、あなたの伝え方レベルはぐんぐん上がっていきます。

相手を動かす5つのツボ

①相手の好きなこと
注文したハンバーガーがすぐできない場合、
「できたてをお持ちしますので少しお時間頂いてもよろしいでしょうか?」
こんな風に言われたら悪い気はしないですよね。
できたてはみんな好きですよね。
ちょっと言いにくい事でも、相手の『好きな事=できたて』と、セットで伝えるようにすると悪い気はしません。

②相手の嫌いなこと
痴漢を撃退したい際、
「近隣のみなさんの見回りにより痴漢を逮捕する事ができました。ありがとうございました」
こんな看板が書いてあったら、痴漢はやりづらくなりますよね。
こんな事(見回り)されたらやりづらいな!と思わせたら勝ちです。
相手が好きなこと、嫌なことを提示する事で、相手は動き易くなります。

③決断→比較させる
Yes or No を、A or Bにする事で、人は選びやすくなります。
Yes or No「服を買って頂けませんか?」
よりも
A or B「この服とこの服だったらどちらが好みですか?」
の方が、「どっちかというとこっちの服の方かな」
と、なんとなく買う流れになっていきますよね。
A or Bの選択肢を提示する事で、買いますか?買いませんか?というひとつ前のステップを飛ばして、買う前提で話が進む事になるので不思議です。

④承認する
先日の君の作った資料、めっちゃよかったよ。
みんな、素晴らしかったって褒めてたよ。
次の資料もお願いしていいかな。君の資料が見やすいからみんなまた君にお願いしたいって言ってて。。。
こんな感じで承認されながらお願いされたら悪い気はしませんよね。

⑤共同する
「やりなさい」より「一緒にやらない?」
「一緒にやらない?」って聞かれた時に、断ると逆になんか自分だけ悪い気分になりますよね。
やっといてーと丸投げするのではなく、「一緒にやらない?」と、Let’sの形で誘ってみましょう。

『強いコトバ』を作る5つの技術

ツボが分かった後は、どうやってそのツボを押すとより効果的かといった、5つの技術を学んでいきましょう。
①サプライズ
そうだ、京都に行こう!
お~いお茶
それいけアンパンマン!
「そうだ」「お~い」「それいけ」など、サプライズワードがついてるだけで、その後に続く言葉が引き立つ技術がサプライズなんだとか。
これは、あまり普段の会話では使う場面はなさそうですけどね。。

②ギャップ
NotA ButB(Aでななく、Bなのだ!)
事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!By:踊る大捜査線青島
これは私の勝利ではない。あなたがたの勝利だ:By:バラクオバマ
Bを強調させるために敢えて全く反対後のAを先に言う技法です。

③体の反応
「もう何も考えられないぐらいお腹すいた!」
「喉がカラカラ。もう最高のジェットコースターでした!」
体の反応+伝えたい事を言うと、「そんなに○○だったんだぁ」と相手にイメージをもってもらいやすくなるそうです。

④リピート
特に歌でよく使われる技法です。
どんな時も、どんな時も♪:槇原敬之
会いたかった、会いたかった、会いたかった:AKB48
女々しくて女々しくて辛いよ~:ゴールデンボンバー
ヒットソングではほとんどこの繰り返し技法が使われています。

⑤クライマックス
これだけは覚えて欲しいのですが・・・
ここだけの話ですが・・・
と、ここが大事!と相手に改めて伝える事によって、より伝えたい事を明確にする事ができます。

まとめ

今日、あなたは何回ぐらい人にお願いをしましたか?
平均22回のうち、半分ぐらい自分の願いが受け入れられたら、人生上手くいきだすような気がしませんか?

自分の思いをそのまま言葉にせず、相手のメリットを考えてお願いをしてみる。
どんな風に伝えたら相手は喜んでこのお願いを受け入れてくれるだろうか。
そんな風に考える習慣がつけば、きっとあなたの人生は好転します。
あなたのお願い勝率をアップさせるために、今日伝えた技法を、使えそうなものから試してみませんか?

今日のあなたへの質問
「今夜は赤ワインと白ワイン、どっちにする?」
少しでも参考になったら嬉しいです。
それでは今日もご機嫌な一日を!

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