自分を知るための自己分析1000問が手に入る本『メモの魔力:前田裕二』書評

メモの魔力 自分磨き
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今日は前田裕二さんの『メモの魔力』についてです。

・メモの魔力?なんだか怪しいタイトル。
・メモに魔力なんかある?
・メモってあのメモでしょ!?

と、メモに対して、軽んじている(私も読む前まではそう思っていました)、そんなあなたに読んでもらいたい一冊です。

この本はメモをとる事の大切さから始まり、メモをとることでどんな風に世界が変わっていくか、そして具体的なメモのとり方、最後には自己分析ができちゃう1000の質問が掲載されています。

前田裕二さんって誰?

前田さんはライブ配信サービスを運営するSHOWROOM株式会社の代表取締役社長さん。

1987年東京生まれで早稲田大学政治経済学部卒。

外資系投資銀行に入社し、ニューヨークで数千億~兆円規模の資金を運用するファンドに対してのアドバイザリーを行う。

その後、DeNAに入社し、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。

この事業でスピンオフし、SHOWROOM株式会社を設立と、現役バリバリの社長さんです。

しかも元彼女が石原さとみさんなんだそうです。

えー!羨ましい!

『メモの魔力』はメディアにも多数出演の前田社長が送る、渾身の一冊です。

『メモの魔力』目次

序章
「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない

第1章
メモで日常をアイデアに変える

第2章
メモで思考を深める

第3章
メモで自分を知る

第4章
メモで夢をかなえる

第5章
メモは生き方である

終章
ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう

『メモの魔力』から学べる事

①「言語化」の意義
「言語化」はマネジメント能力も向上させてくれます。

メンバーに指示を出す時も、如何に分かり易く伝えるかが大切です。

メモをとると言っても、人が話した事を全部メモする事は不可能なので、要約してメモをとっていく必要があります。

普段からメモをとる習慣がある人はこの要約力・言語化が得意になり、人に何かを伝える時も分かり易く伝えられるようになります。

 

②タコわさ理論
「これからの時代は『お金を持っている人』よりも『アジェンダを持っている人』が豊かになる」

と、コンサルタントの波頭亮さんが言っていたそうです。

「逆に自分がやりたい事や美意識があいまいな人はお金持ちになっても不幸になるかもしれないね」と。

やりたいことを見つけるのにもメモ・言語化が役に立ちます。

巻末についている、自分を知るための『自己分析1000問』という質問項目に答えながらメモをとっていくことで、『人生の軸』を見つけてみませんか。

『自分はこういう時に幸せを感じやすいから、こんなゴールを持ったら幸せになりそうだ』

そんな自分の軸が分かれば、人生はとっても生きやすくなります。

やりたい事が分からない時はとにかく色んな事を経験してみることです。

前田さんが『タコわさ理論』と呼んでいましたが、小学生に「明日地球が終わるとしたら最後に何を食べたいか?」と聞いても『タコわさ』と答える事はほとんどないでしょう。

なぜならほとんどの小学生が、タコわさを食べた事がないからです。

人は知らない事をやりたいとは思えません。

経験するからこんな仕事が好き!とかこんな仕事は二度と嫌だ!と思うのです。

 

③『トップダウン型』と『ボトムアップ型』
目標には『トップダウン型』と『ボトムアップ型』があります。

キングコングの西野さんのようにディズニーを倒す!というゴール(トップ)を決めて、そのために逆算して何をするべきかと決めていくのが『トップダウン型』です。

反対に、今やれる事、やりたい事を全力でやって積み上げていくタイプが『ボトムアップ型』です。

世の中『トップダウン型』が正義だと思って、マウントとってくる人が多いので、僕のように『ボトムアップ型』が性に合っている人からすると、この世の中は大変生きづらい世の中です。

どちらのタイプでもよくて、自分のタイプを知っている事が大切ですよね。

メモのとりかた

それでは具体的なメモのとりかたについてです。

メモには『記録のメモ』と『知的生産のメモ』の2種類があります。

まずはノートを用意し、見開きの右側のページの真ん中に線を引きます。

左側のページに①ファクト(事実)を記載していき、右側のページの左側にその事実を②抽象化した事を記載、最後に一番右の部分に③転用を書きます。

【メモのとりかた】
①ファクト
②抽象化
③転用

ちょっと分かりづらいと思うので、前田さんの具体例をお見せしますね。

【具体例Ⅰ】
①ファクト
子どもの頃、兄が通知表を見て喜んでくれた

②抽象化
兄を喜ばせること自体が自分の喜びになっている

③転用
もっと兄を喜ばせるアクションをとる

【具体例2】
①ファクト
ギターをくれた親戚のお兄さん

②抽象化
どんな時も味方でいてくれて、無償の愛を提供してくれた。それがものすごい支えになった

③転用
今度は自分が誰かの味方になって、無償の愛を提供していこう

こんなイメージのノートが出来上がります。

こんな風に、事実(ファクト)を書いて、それを抽象化し、自分だったらどうするかという転用をしていく事で、アイディアがどんどん生まれる体質になっていきます。

『メモの魔力』まとめ

メモは人生を変えます。

最初はただ、事実(ファクト)をメモしていくところから始めるだけでもいいでしょう。

そうする事で思考が整理され、理解力も高まり、想像力もアップしていきます。

騙されたと思って、次の飲み会では、おもむろにメモを取り出して、上司の話を聞いてみませんか?

今日のあなたへの質問

「今日からあなたもメモ魔になってみませんか?」

少しでも参考になったら嬉しいです。

それでは今日もご機嫌な一日を!

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