今日は「家族のお金が増えるのは、どっち!?」についてです。
・お金持ちになりたい!
・もっとお金を増やしたい!
・どうやったら貧乏にならずにすむの?
そんな思いをもったあなたにぴったりの本です。
この本は元メガバンクの支店長経験のある菅井敏之さんの本です。
福沢諭吉
冒頭は福沢諭吉の名言から始まります。
人は、生まれながらにして、貴賤貧富(きせんひんぷ)の別なし。
By:福沢諭吉
ただ、学問を勤めて物事をよく知る者は、
貴人となり、富人となり、
無学なる者は、貧人となり、下人となるなり。
人は生まれた時には身分の差はないけど、
一生懸命勉強する人はお金持ちになり、
勉強しない人は貧乏になっていきますよというお話ですね。
この本は、お金を増やすための
☑親との関係
☑子どもとの関係
☑夫婦の関係
について考えさせられる内容になっています。
親の財産
あなたは親が「いくら」もっているか、知ってますか?
著者の友人(50代)は、高齢になった自分と親との「今後のいろいろ」を考えなければと思い、
「オヤジさぁ、いくらの生命保険をかけてるのか、教えてくれないかな?」
と、遠慮がちに聞いたところ、
「縁起でもないことを聞くな!オレはまだまだ死なないぞ!」
と、怒鳴られたんだそうです。
自分がいくら持っているのかを子どもに教えてない親は沢山いるそうです。
総務省の家計調査の結果を見ると日本の金融資産の3分の2は60歳以上が保有しています。
2014年12月末時点の日本の家計の金融資産は1694兆円。
そのうち1129兆円以上は60歳以上が保有している計算になります。
著者の友人は自分が儲けたくてお父さんにお金の話を聞いたのでしょうか。
いいえ、違います。
自分を含めた「家族」みんながこれから幸せに暮らしていくために、現状を把握しておきたいと思い、質問したのです。
著者の菅井さん曰く、
お金の事を考えるというのは「家族」の事を考えるということなんだそうです。
今の日本はお年寄りがお金をたくさん持ってて、若者がお金をもっていない構造になっています。
お金がないために、結婚を諦めたり、子どもを産むのを諦めたり、こどもにいい教育を受けさせるのを諦めたり。
そんな世の中を変えたいと思い、この本は出版されました。
あなたはどっち?
この本は、各章質問形式になっていて、それに対する答えが記載されている内容になっています。
自分の資産内容を「教える」か「教えない」か。
子どものためになるのは、どっち?
状来の夢は、「ピアニスト」か「レジの人」か。
お金持ちになる子どもは、どっち?
もたせるのは「現金」か「電子マネー」か。
お金の「練習」になるのは、どっち?
貯蓄が「1000万円」の人と「1億円」の人。
老後が不安なのは、どっち?
親が亡くなったら、実家は「売る」か「売らない」か。
得するのは、どっち?
退職金は、「運用」するか、「放置」するか。
老後が豊かになるのは、どっち?
頑張ろう!30代。
日本がこういう構造(60代以上が金融資産の3分の2を保有)になっているのであれば、
それはもはや僕ら(30代)の責任ではないんじゃないでしょうか。
もちろん今まで自分(達)の力だけでお金を稼いで家族を守りたいと思っていましたが、
この本を見て、もう少し親に甘えてもいいんじゃないかと思ってしまいました。
だって、30代だけ会社では上司にけちょんけちょんに言われ、
部下からはピーピー言われ、
税金とられ放題で、
おまけに子育てまでやってるのに、
60代以上のじいちゃんばあちゃんは貯金をたんまり持ってるのに
年金もらって、ほのぼのと暮らして、
病院いっても負担額が1割って、
なんか30代40代だけホントに大変過ぎじゃないですか!?
そらね、60代以上の人も昔、頑張ったんでしょうが・・・。
でも「やっぱりおかしくね?」って思うのは僕だけなんでしょうか。
「お金」について、もっともっと勉強したいと思った一冊でした。
僕もあなたも、もっとお金持ちになりたいですね。てへっ。
今日のあなたへの質問
「親がいくら持っているか知っていますか?」
それでは今日もご機嫌な一日を!
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