小暮太一の自分の給料を今より上げる方法【年収を上げたいサラリーマンが読む本】

自分の給料をいまより上げる方法 お金
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今日は「自分の給料をいまより上げる方法」についてです。
・どうやったら給料が上がるの?
・自分の給料をもっと上げたい!
・自分の市場価値を上げたい!
と、もっと自分の価値を高め、お給料をあげたいと思っているあなたにぴったりの本です。

この本は「今までで一番やさしい経済の教科書」の著者、経済ジャーナリスト・小暮太一さんの本です。

サラリーマンの平均給料

「あなたの年収は18年後に50万円下がります」
「人の倍の売り上げを出しても、給料は倍にはなりません」

いきなりこんな事を言われると、働く意欲を根こそぎ持っていかれそうになりますが、これは事実です。
日本のサラリーマンの平均年収の推移を見ると
ピークだった平成9年の467万円から18年後には約50万円も下がっている事が分かります。
年収50万円は、月給換算で約4万円。
あなたのお給料が月に4万円低くなったらと思うと「ぞっ」としませんか。
でもこれが今の日本の現実なのです。

給料の決まり方

「給料はあなたが明日も働くために必要な経費で決まる」
会社員の必要経費とは労働者が明日も同じ仕事をするために必要な経費なんだそうです。
食費・住居費・娯楽費・その他雑費がそれに当たります。

必要経費で決まるのですから家族がいる人や子供を育てている人などはその分必要経費がかかりますのでお給料が高くなります。
だから独り身の若い人よりも家族を養っているおじさんおばさんの方がお給料が高くなるんだそうです。

会社から支払われる賃金の構成比はこんな風になっています。
1年齢・勤続給:7.7%
2職務・能力給:31.7%
3業績・成果給:4.6%
4総合判断:46.2%

なんと、業績・成果給が4.6%しかないのです。
だから人の2倍売上を上げたとしてもせいぜいお給料は1.2倍ぐらいの差にしかならないんだそうです。
完全成果主義の会社はそうではないと思いますが、日本の一般的な企業はこういう仕組みになっているんだって。

給料が低い会社の5つの理由

理由1 ズバリ「業績」が悪いから
理由2 「工場」を持っているから
理由3 「利幅」の天井が決められているから
理由4 日本人はサービスにお金を払わないから
理由5 技術が進歩すると労働者の価値を下げるから

逆に言うと、「業績」のいい会社、「工場」を持っていない会社、
利幅を自分たちでコントロールできるメーカー業や
サービス業でも自分たちにしか出せない価値を打ち出している企業、
技術の進歩があまり起こらない業界は給料を上げやすいんだそうです。

会社が給料を上げられない2つの本音

【本音1】ビジネスのリスクが格段に上昇しているから
【本音2】いったん上げたら、なかなか下げられないから

先の読めない不透明な時代。
いつ、売上が飛んでいくような大きな変化が起こるか分かりません。
将来の事を考えるとなかなか給料アップをできない企業の事情も分かります。
また、一度給料を上げてしまうとなかなか落とせないんだそうです。
来月から1万円昇給は簡単に受け入れられますが、「来月から1万円給料下げるね」は、なかなか受け入れられないですもんね。

ブラック企業の3つの特徴

1大風呂敷を広げる
2理念がない
3理念しかない

僕もこれは大いに納得でした。
理念がない、金儲けの事しか考えてない会社で働くのはなんだかなーと思いますが、逆に「理念」「理念」といって、「世の中のため」「日本のため」とか言いながら、安月給で従業員に長時間労働をさせている企業もありますので、「3理念しかない」という企業も要チェックなんだそうです。

安月給の人の8つの思考法

1「社員食堂が安い!」と喜ぶ
2「家族を大切にする会社です」にグッとくる
3「年功序列は悪!」と考える
4「技術革新が進めば生産性も上がり、給料も上がる」と期待している
5「チャンスはいつまでもある」と思っている
6「就業規則」に興味がない
7「会社の経費で落ちるか」をいつも気にしている
8「人がみかけが9割」を理解していない

あなたは何個当てはまりましたか?
上記が沢山当てはまる人はなかなかお給料が上がらない思考に陥ってしまっているんだそうです。
今一度自分の思考法をチェックですね。

自分の価値を上げるための17の行動

最後はこんな時代に自分の価値(給料)を上げていくための17の思考法が紹介されています。

1いまの自分を振り返って「成長し続けているか?」内省する
2自分の本業に関わる分野について「自主レン」をする
3日々の行動目標を設定し、毎日チェックする
4カネを稼ぐ「外向きの仕事」をやったか自問自答する
5社内で目の前の仕事に集中する
6会社を出たら「将来のこと」を一生懸命考える
7目標を達成するまでは「ワーク・ライフ・バランス」を考えない
8若いうちは、「ワーク」重視でがむしゃらに走ってみる
9「自分が納得いく結果」を出せたら周囲にきちんと自己アピールする
10仕事をして「実り」を得たら、次の仕事に再投資する
11経済を知って「業界の先行きを見通す力」を鍛える
12自分が「積み上げてきたもの」に注目する
13自分の枠にとらわれない
14好きなことの前に、「すでに評価されていること」を考える
15求められている結果に対して覚悟を持つ
16求められている結果を言語化、数値化する
17常に「出口」から考える

僕の場合は特に9「自分が納得いく結果」を出せたら周囲にきちんと自己アピールする
が、足りてないと思いました。
「周りは見てくれている」は幻想とのこと。

幻冬舎の三城徹社長とサイバーエージェントの藤田晋社長が
「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」
という本を出しているそうですが、自分の成果は勝手に周りが評価してくれる訳ではないので、自分自身でしっかりアピールしていかねばですね。

まとめ

この本は自分を商品に例え、自分の価値を高めていくための方法=給料が上がる方法を丁寧に解説してくれている本です。
仕組みを理解してしまえば、後は自分のできる事に集中するのみですね。

今日のあなたへの質問
「給料アップのために、明日からどんな事に挑戦しますか?」
それでは今日もご機嫌な一日を!

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