会社辞める前に読む本『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか:山口揚平』

一人でも食べていける知識 ビジネス
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今日は『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』についてです。
タイトルが長いっ!
・そろそろ会社辞めようかなぁ。
・独立して好きな事で飯を食っていきたい!
・自由を手に入れたい!
と、悶々としているあなたにお薦めの本です。

この本は経営コンサル会社をはじめ、複数の事業・会社を運営する山口揚平さんが書いた本です。

一人でも食べていける知識目次

序章 会社を辞めてニートになっても、食べていこう
第1章 「好き」で「食う」には何が必要か
第2章 「食う」ために使える10のプロフィットモデル
第3章 企業までの3つのステップ
第4章 独立後に身につけるべき3つの考え方
第5章 本当はこれが大切なこと

この本は独立のための本なのですが、様々な企業がどうやって利益をあげているのかが分かるビジネスモデルの解説書でもあります。
Googleや丸井のカードの収益モデルや、大手町にある客の来ない花屋がなんで儲かってるのか?
などなど、
「へぇ~、そうだったんだぁ」
と、思わず納得の内容なので、とても面白かったです。

独立に必要な3つの要素

「好き」で食っていくためには「バリュー」「システム」「クレジット」の3つの要素が必要とのこと。
①バリュー
スキルや商品、サービスの価値の事。

②システム
「稼ぎの土台」(プロフィットモデル)となるもの

③クレジット
個人や企業の信用のこと
独立すると信用はサラリーマン時代の1/10~1/20になる。

これからの世の中はクレジット(信用)がとても大事な世界になっていくそうですが、それについて語ると、膨大な量になってしまうらしく、この本では②のシステムに的を絞って解説しています。
様々な会社のビジネスモデルを解説しながら、世の中にはこんな稼ぎ方があるんだよ~と、優しく教えてくれる内容になっています。

5つのプロフィットモデル

お金を稼ぐ手法は次の5つの土台の組み合わせによって成り立っています。
自分のビジネスモデルはどれに当てはまりそうですか?

①顧客は誰か?
個人
法人
お上(政府)

②商品はなにか?
商品そのもの
周辺商品(サブグッズ)
共感

③課金の仕方は?
スポット(1回払い)
ストック(毎月課金型など)
エクイティ(成功時に支払いが発生)

④支払い方法は?
本人が現金払い
本人が簡単に支払い
第三者が支払い

⑤資源はどうやって調達する?
自己調達
タダ・バーターで調達
参加するメンバーが価値の資源
※バーターとは物々交換みたいな意味ですね。
なにかあげる代わりに何かもらって調達するイメージです。
この本では200円のお弁当を作ってる会社は材料を提供してくれる会社に無料でお弁当をあげる代わりに材料を無料にしてもらってると言ってました。

ディズニーランドのビジネスモデル

ディズニーランドの本当の収益の柱は実は物販と飲食などのワールドバザールでの売上の方がなんだそうです。
入園料:43%
物販:36%
飲食:21%
物販と飲食の合計が57%と、入場料よりも多くなっています。
こういったメインのサービスとは違うところで収益を上げているビジネスは「お土産型ビジネス」と呼ばれるんだそうです。
ディズニーランドとは実は巨大なショッピングモールだったのです。
長くパークに居てくれた方が飲食や物販の売上が上がるため、アトラクションは乗り放題で、長く居た方がお得という状況を作っているんだって!
恐るべし、夢の国。

その他にも
グリーのモバゲー
丸井のカード
ディズニーランド
Google(アドワーズ広告)
100円パソコン/0円会社設立サービス
不動産の敷金回収業
大手町の花屋
200円弁当
進研ゼミ
AKB48
チェーンホテル
などなど、色んなビジネスモデルが学べます。

まとめ

日本は世界の国々と比べると「金はあるけど、幸福ではない」というポジションなんだそうです。
そこそこ稼いでいるけど、自殺率も高く、幸福を感じていない人も多いんだとか。
理由の1つは「社会への参画度の低さ」、そしてもう1つは「個人への寛容度」。
個人の自由な生き方への寛容度が著しく低いため、多くの日本人が幸せを感じていないんではないかと。。
そんな日本で一人でも多くの人が自由な生き方ができるようになるためのヒントが沢山詰まった一冊でした。

今日のあなたへの質問
「自由への第一歩として、今日あなたができる事はなんですか?」
このブログを読んでくれているのも自由への大きな一歩かもしれませんね。
それでは今日もご機嫌な一日を!

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