社会人と学生の違いはこの本で学べ『入社1年目の教科書:岩瀬大輔』今年の春から社会人

入社1年目の教科書 ビジネス
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今日は岩瀬大輔さんの『入社1年目の教科書』についてです。
・社会人ってどんな事に気をつければいいの?
・サラリーマンって上司の言う事聞いておけばいいんだよね?
・学生と社会人の違いって?

と、4月からサラリーマンとして社会人デビューする方必見の一冊です。

仕事において大切な3つの原則

本章が始まる前に、まずは仕事において大切な3つの原則が紹介されています。
1.頼まれたことは、必ずやりきる
2.50点で構わないから早く出せ
3.つまらない仕事はない
この3つの原則は社会人としてとても大切です。
逆に頼まれた事をやらない・やりきれない・提出が遅い場合、社会人として信用されません。
そうすると、次の仕事を依頼されず、チャンスからどんどん遠ざかっていきます。
また、3の「つまらない仕事はない」ですが、こういったマインドで仕事をしないと長い社会人生活を続けていくのは難しいでしょう。

例えば新人の時にコピーを頼まれたとします。
そのコピーを「なんで自分がこんな仕事しないといけないんだ・・・」と、不満を抱えながらこなすのと、「なんの資料なんだろう?」「どうやったら最速でコピーを終わらせられるだろう。」と前向きに捉えて、こなすのでは、同じ作業でも全く違うものとして見えてくるはずです。
この3つの原則を死守しながら働くだけでも、仕事の質やスピードは格段に上がっていくでしょう。

この本には新入社員が気をつけるべき、50種類の仕事のコツが載っています。
50種全部は難しいかもですが、いくつかつまみ食いして実行するだけでも、あなたは同期に圧倒的な差をつけられる事でしょう。

【目次】入社1年目の教科書

1 何があっても遅刻はするな
2 メールは24時間以内に返信せよ
3 「何のために」で世界が変わる
4 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
5 カバン持ちはチャンスの宝庫
6 仕事の効率は「最後の5分」で決まる
7 予習・本番・復習は3対3対3
8 質問はメモを見せながら
9 仕事は復習がすべて
10 頼まれなくても議事録を書け
11 会議では新人でも必ず発言せよ
12 アポ取りから始めよ
13 朝のあいさつはハキハキと
14 「早く帰ります」宣言する
15 仕事は根回し

コラム①会社選びの3つの基準

16 仕事は盗んで、真似るもの
17 情報は原典に当たれ
18 仕事は総力戦
19 コミュニケーションは、メール「and」電話
20 本を速読するな
21 ファイリングしない。ブクマもしない
22 まずは英語を「読める」ようになれ
23 目の前だけでなく、全体像を見て、つなげよ
24 世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ
25 社会人の勉強は、アウトプットがゴール
26 脳に負荷をかけよ
27 自分にとって都合のいい先生を探せ
28 ペースメーカーとして、資格試験を申し込む
29 新聞は2紙以上、紙で読め

コラム②70歳になっても勉強し続ける意味

30 仕事に関係ない人とランチせよ
31 スーツは「フィット感」で選べ
32 「あえて言わせてください」で意見を言え
33 敬語は外国語のつもりで覚えよ
34 相手との距離感を誤るな
35 目上の人を尊敬せよ
36 感動は、ためらわずに伝える
37 上司にも心を込めてフィードバックせよ
38 ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
39 叱られたら意味を見出せ
40 幹事とは、特権を得ること
41 宴会芸は死ぬ気でやれ
42 休息を取ることも「仕事」だ
43 ビジネスマンはアスリート

コラム③キャリアアップは人磨き

44 苦手な人には「惚れ力」を発揮
45 ペース配分を把握せよ
46 同期とはつき合うな
47 悩みは関係ない人に相談
48 社内の人と飲みに行くな
49 何はともあれ貯蓄せよ
50 小さな出費は年額に換算してみる

コラム④ チャンスをつかめる人になれ

おわりに 社会人の「勝負どころ」は最初の瞬間

[巻末]情報源1 僕がおすすめする本
[巻末]情報源2 僕がチェックしているツイッター

まとめ

この本は「遅刻」「メール」「質問」「議事録」「会議」「アポ取り」「あいさつ」「根回し」「読書」「英語」「スーツ」「敬語」「宴会」「休息」「貯蓄」など、社会人になって直面する様々な場面での心得が書かれています。
2011年に出版された本なので、イマドキの若い人たちにとっては感覚的に受け入れられない部分もあるかもしれません。
「宴会芸は死ぬ気でやれ」と言われましても・・・って感じだと思いますし、「何があっても遅刻はするな」と言われても「電車が遅れたらしょうがなくないですか?」が、今の若者の本音の感覚ではないでしょうか。
ただ、遅刻をする事で失われる信頼は計り知れません。
社会人になると周りの人たちは親や友達のように思っている事を素直にフィードバックしてくれる訳ではありません。
「あいつはダメな奴だ」といってダメな烙印を心の中で押すのが社会人の世界です。
信頼が信頼を呼び、新しい仕事、チャンスが回ってくるビジネスの世界で、信頼を失ってしまっては、社会人として花開くのは難しいでしょう。
時代は大きく変化していますが、いつの時代も仕事で求められる事は変わりません。
50種のヒントを、最初から順番に読んでいってもいいですし、気になる章からつまんで読んでいくだけでも社会人力は格段に磨かれていくと思います。
社会人になる準備はできていますか???この春から社会人になる方はには是非読んで頂きたい一冊です。

今日のあなたへの質問
「宴会芸、死ぬ気でやれますか?」
少しでも参考になったら嬉しいです。
それでは今日もご機嫌な一日を!

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