人生の道をひらくにはこの本『人生心得帖:松下幸之助』生きていく上での心得

人生心得帖 ビジネス
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今日は松下幸之助さんの『人生心得帖』についてです。
・このままの人生でいいんだろうか。
・このままの働き方でいいんだろうか。
・このままの商売のやり方でいいんだろうか。
と、悩める働き盛りの20代~40代に送る経営の神様からの贈り物です。

松下幸之助とは

松下幸之助(まつしたこうのすけ)さんとは言わずと知れたあのパナソニック(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業松下電器)を一代で築き上げた『経営の神様』とも呼ばれる人です。
1894年和歌山県生まれで1898年には亡くなっている方ですが、未だに多くの伝説が語り継がれています。
他社製品の類似商品を作って、自社の強力な販売網を活かして売りまくっていた事で、ライバル企業からは「マネシタ電気」と呼ばれていたという話や、
ソニーの事を「うちは品川に研究所がある」=品川にあったソニーの事をうちの研究所と言っていた。などの逸話があります。
パナソニックは現在、グループ会社523社、売上高6兆6988億円、従業員数243,540名と、超巨大企業になっています。パナソニックHPより
そして、晩年は松下政経塾を立ち上げ、政治家の育成にも力を注いだ方で、現役の政治家の中にも松下政経塾出身という方が多いのだとか。
そんな伝説の経営者、松下幸之助さんが後世のために残した本が、今回ご紹介する3冊です。

人生心得帖

まずはこちら「人生心得帖」は、人生についての指南書です。

  • 人生の航海術
  • 人間としての成功
  • まず信頼すること
  • 感謝する心
  • 日々の体験を味わう
  • 仕事と運命
  • 熱意と誠意
  • 病と付き合う
  • 女性と仕事
  • 親の責任
  • よき人生とは
    などなど、様々なテーマでの松下氏の考えを学べます。

僕が、一番印象に残ったのは「親の責任」というテーマ。
親にとって大事なのは子供に対する躾(しつけ)。
ですが、一番大事なのは親自身が「人生観」「社会観」を持つことだと松下さんは言います。
今の時代、価値観が多様化し、1つの価値観、人生観が絶対というのは難しい時代かもしれません。
しかし、親自身がしっかりとした人生観をもって、子供に接する事が一番の教育なんじゃないかと。
「親になる事はたやすいが、親であることは難しい」
そんな言葉があるそうで、非常に考えさせられるテーマでした。

商売心得帖

2冊目は商売の話メインの「商売心得帖」です。

  • 世間は正しい
  • 自分一人の商売ではない
  • 新しい時代の値段
  • お得意先はわが親戚
  • まずサービスから
  • お得意先のありがたさ
  • 不景気だからこそ
  • 利は元にあり
  • 夫婦の仲が良ければ
  • 人を集める第一歩は
  • 部下の提案を喜ぶ

などのテーマになっています。

「人を集める第一歩」というテーマでは、自分の会社で働く人を大切にする事の大事さが述べられています。
多くの企業が人を粗末に扱っていると。
経営者である自分に魅力がなければ、働く人たちに魅力がなければ、仕事内容に魅力がなければ、人は集まらない時代です。
人を信用して、育て、部下の提案を喜び会社の悪いところを日々改善していく。
そういう姿勢で臨まないと、これからの時代、人を集める事は難しいとの事なんですが、確かにその通りだと思いました。

社員心得帖

最後の3冊目は社員としての心得「社員心得帖」です。
第一章 新入社員の心得
会社を信頼する
成功する秘訣
無理解な上司・先輩
健康管理も仕事のうち

第二章 中堅社員の心得
社長・部長はお得意先
信頼される第一歩は
日頃の訓練がものをいう
実力を売り込む技術
叱られたら一人前
鍛錬・修行の場

第三章 幹部社員の心得
「部下が悪い」のか
プロの実力を養う
人を育てる要諦
部下のじゃまをしない
好きになる
などなど、新入社員→中堅社員→幹部社員という順序での心得が学べます。

「無理解な上司・先輩」というテーマでは無理解な上司・先輩についた時に、「これは名人になれるチャンスかも」と思ってみてはどうかと、著者は提案しています。
普通、いい上司・理解のある上司の方がいいと思うでしょう。
確かにその方が仕事を覚えるスピードは速いかもしれません。
ただ、長い目で見たとき、そういったまともな上司からは『名人』は生まれにくいんだそうです。
新人は上司を選べません。いい上司に巡り会えればそれはそれで喜び、変な上司・無理解な上司に出会ったらそれはそれで、チャンスと思って色んな事にチャレンジしてみる。
そういう心構えで働く人の方が、より多くのチャンスをつかみ取り、大きく羽ばたいていけるのではないでしょうか。

まとめ

これら3冊の本は、本当に色々考えさせられます。
目先の利益に惑わされそうになった時、人生の大きな決断を迫られた時に、もう一度この本を読んでみると、よい決断ができるのではないかと思いました。
この本に書いてあるように、清く正しく生きられるかは分かりません。
自分の儲けを優先したり、人の事より自分の事を優先してしまう時も非常に多いのが人間です。
しかし、今後生きていく上で、商売をしていく上で、この本は迷った時のよき相談相手になってくれる事でしょう。

今日のあなたへの質問
「あなたは胸を張って誇れる商売をしていますか?」
少しでも参考になったら嬉しいです。
それでは今日もご機嫌な一日を!

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