ファシリテーションのコツを学びたいなら『図で分かる!すぐに役立つ!ファシリテーターの道具箱:森時彦』

ファシリテーターの道具箱 会議
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今日はファシリテーターの道具研究会・森時彦さんの『図で分かる!すぐに役立つ!ファシリテーターの道具箱』についてです。
・ファシリテーション力をつけたい!
・言いたい事、言うべき事が遠慮なく口にされるような会議をしたい!
・会議の質を高めて会社や組織を高めたい!

と、組織を活性化させたいと願う、そんなあなたにおすすめの本です。

ファシリテーションとは

ファシリテーションとはなんでしょうか?
本書では
「知的化学反応を促す触媒」
あるいは
「人と人の間の知的相互作用を促進する働き」
と、定義しています。

ちょっと難しいのでもう少し簡単にすると
「ここにいる人たちの頭をフル活用するにはどうしたらいいんだろう?」
と考えて会議で働きかけることです。

「会議の司会進行をして会議を活性化させる人」
だと、もっと分かり易いでしょうか。

この本は、ファシリテーターとして使える様々な道具について学べます。

会議の大原則

会議をする上で一番大切な事は会議の目的と成果物を設定しておくことです。
何のためにこの会議は開かれるのでしょうか。
そして、この会議が終わった後、何が決まっていれば「成果物」この会議は上手くいったと言えるのでしょうか。

例えば、会議の「目的」は売上数字を伸ばす事。
これもできれば昨対比10%アップなどの具体的な数字があった方がよいです。
そのためにこの会議では誰がいつまでになにをするかというアクションリストを作成する事が「成果物」となります。
このアクションを確認して会議を終えるクセをつけるのは本当に大切です。
結局何が決まったんだっけ?次の会議までに何をすればいいんだっけ?
この辺りが曖昧な会議は生産性が低い会議と言っても過言ではありません。

道具箱

この本には組織の問題解決に使えるパワーツール49が載っています。
でも心配することなかれ。
ファシリテーターの道具研究会に所属しているみなさんも、日々使っているのはせいぜい5種類程度なんだとか。
自分に合いそうで使い易そうな道具を5種類ほどマスターして、会議上手になってしまいましょう。
今日はいくつかご紹介します。

道具例(アイスブレーク)

アタマにも柔軟体操が必要です。

スピード違反の言い訳
遅刻の言い訳

など、誰が一番面白い事を言えるかといったアイスブレークを最初にすると、頭の準備体操になります。
真面目な話を始める前に、アイスブレイクを入れるとグッと雰囲気もよくなって、アイディアも話し易くなります。

道具例(グランドルール)

ルールを決めておくと、会議はスムーズに進みます。
◆時間厳守
◆座らない、立って話す
◆気を遣わず、ため口で話す
◆とりあえず話す、書く
◆議論が止まったら休憩
◆意見を否定しない、ほめる
◆30分に1回は笑う、笑わせる
◆人の話をさえぎらない
などなど、最初にこれだけは守りましょうというルールを決めておき、見えるところに貼っておくとよいそうです。

道具例(取扱い説明書)

新しいメンバーがチームに加わった時などに使える道具が「取扱い説明書」です。

①商品説明
あなたの特技、特記すべき経験、強み売り
「このような時」または「このような場」での活用がオススメ!

②この商品「私」の上手な使い方
●私にとってこのモアしい仕事の依頼・任され方
●嬉しいほめ言葉・やる気の出る環境
●好ましい叱られ方・指摘のされ方

③取扱い注意!!~これはやってはいけない~
周りが言ってはいけない「NGワード」、やってはいけない「NG行動」は?

などなど、どのように扱って欲しいかをまとめたシートを事前に作ってみんなに発表してもらいます。

まとめ

ファシリテーター次第で会議は面白くもなるし、つまらなくもなります。
あなたがファシリテーターの道具を手に入れれば、あなたの会社やチームの会議は劇的に変わります。
この本には今日紹介した道具以外にも沢山の道具が載っています。
ファシリテーターの道具箱、覗いてみませんか???

今日のあなたへの質問
「あなたもファシリテーターになってみませんか?」
少しでも参考になったら嬉しいです。
それでは今日もご機嫌な一日を!

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