新型コロナワクチンと免疫の関係『新型コロとワクチン 知らないと不都合な真実:峰宗太郎・山中浩之』

新型コロナワクチン 健康
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

今日は『新型コロとワクチン 知らないと不都合な真実』についてです。
・ワクチンを受けた方がいいのかなぁ。
・ワクチンを接種したいけどが副作用が心配だなぁ。
・ワクチンって本当に効果があるの?
と、新型コロナワクチンについて不安を感じているあなたにお薦めの本です。

この本は米国立研究機関博士研究員の峰宗太郎先生へのインタビューをもとに作られた本です。
新型コロナウイルスが発生してからというもの、
・緊急事態宣言
・時短要請
・まん延防止措置(通称マンボウ)
等々、不自由な生活を強いられている人も非常に多いかと思います。

2021年2月よりいよいよ日本国内でのワクチン接種も始まりましたが、新型コロナワクチンって本当に安全なのでしょうか。
この本にはワクチンを打つ前に知っておいた方がいい、人の免疫機能やワクチンの仕組みなどが分かりやすく解説されています。
人は知らない事に対して不安や恐怖を感じる生き物です。
このまま世間の流れにのってワクチンを打つのはちょっと不安と感じている方は是非一度、目を通してみるとよいかと思います。

この本の内容

第一章 新型コロナの基礎知識と振り返り
第二章 治療薬とワクチン、基礎の基礎
第三章 「核酸ワクチン」への期待と不安
第四章 ワクチンとヒトの免疫、基礎の基礎
第五章 新型コロナ対策の「湯加減」
第六章 やっぱり知りたい、PCR検査
第七章 「無制限PCR検査」が見せた理解のズレ
第八章 根拠の薄い話に惑わされない思考法
第九章 誰を信じるのか、信じていいのか?

2020年の12月発行なので、その時点の状況の振り返りから、免疫・ワクチン・PCR検査の話まで素人にも分かるように解説されています。
この本で得た知識をもとに、免疫とワクチンについてまとめてみたいと思います。

「自然免疫」と「獲得免疫」

免疫とは人の身体に異物が侵入してきた時に身体を守るためのシステムです。
免疫システムは大雑把に分けると「自然免疫」「獲得免疫」に分かれます。
「自然免疫」
相手を細かく特定して選ぶということをせず、とにかく侵入者を見つけて、見つけたら攻撃する。
反応は迅速だけど、攻撃力はそこそこ。

「獲得免疫」
特定の決まった相手だけ狙って攻撃する。
時間はかかるが、細菌なりウイルスに対する専用兵器を持っており凄腕のスナイパー並みの攻撃力をもつ。

身体に異物が侵入するとまずは「自然免疫」が攻撃して侵入者を食い止める、
その間に「獲得免疫」が異物の正体を分析し、それに合った強力な武器を用意してより強力な攻撃をしにいくといったイメージでしょうか。

ワクチン3兄弟

では、ワクチンとは何かというと、ヒトの身体に特定のウイルスに対する「免疫」をつけさせるための手段です。
ワクチンという実際のウイルスに似た物質を身体に入れる事によって、免疫機能を発揮させ、事前に免疫システムを活性化しておくようなイメージです。
ヒトの免疫系には「免疫記憶」というものがあり、初めて病原体が侵入した際は反応が鈍くて、すぐには反撃できないので感染を許してしまいます。
2回目はもう免疫システムがレディーゴーの状態でずっと構えているので、感染症を起こす病原体が入ってきた瞬間に、待ってたぜ、バーンとすぐに撃退できるようになるんだそうです。

ワクチンは大きく分けると3種類あります。
「生ワクチン」
生きたウイルスを弱毒化したワクチン
「不活化ワクチン」
ウイルスの成分をきれいに精製して、成分だけにしたワクチン
「成分ワクチン」
ウイルスの成分の1つを人工的に作ったもの

最初は「生ワクチン」が主流でしたが、なにもわざわざ生きた病原体を身体に入れなくてもいいんじゃないかという事で「不活化ワクチン」が生み出されました。
でもこの「不活化ワクチン」の問題として、ウイルスを増やす必要がありました。
インフルエンザワクチンを作るために鶏の卵にインフルエンザワクチンを入れて、わーっと増やす訳です。
今でもこのやり方でインフルエンザワクチンが作られているそうですが、1970年代以降のバイオテクノロジーの急速な発達が新たなワクチンを生み出します。
例えばウイルスの表面に飛び出している突起の設計図を用意して、それを酵母とか大腸菌の細胞で人工的に増やす技術です。
これが「成分ワクチン」です。

第四のワクチン「核酸ワクチン」

これまでは、ウイルスの全部や一部(特にたんぱく質)を用意して、体に入れていたわけです。
ところが、ウイルスの成分のたんぱく質を「ヒトの身体のなかで」作らせてもいいじゃないか?という発想が生まれました。
ウイルスの一部のたんぱく質の設計図に当たるものを打ち込んで、ヒトの体内で作って、免疫系を刺激しようと。

この話、僕はすごい恐いなぁと思っちゃいました。
だって、ヒトの身体の中で遺伝子組み換えの実験やってるようなもんじゃないですか。
現に1999年に行われた実験では、新生児が治療から30か月後に白血病になってしまったという症例があったそうです。
組み込んだ遺伝子が、がんに関連する遺伝子を刺激する場所に入ってしまった事が原因だったそうです。

今ではDDS(ドラッグデリバリーシステム)という技術の進歩で、これまでは体内の目的地に着くまでに分解されてしまったような大きな分子も、目的の細胞に届けることができるようになってきたんだそうです。
遺伝子であるDNAやmRNAを体内に入れて体内の中で病原体に似た成分を作らせ免疫機能を活性化する仕組みが第四のワクチン「核酸ワクチン」です。

このワクチンは2019年までは「遠い未来に実現するワクチン」だったそうです。
動物実験ではうまくいっていて、理論上でもうまくいくことが分かっている。
だけどヒトで承認されたものが販売されたことがないから、実施上の問題点の洗い出しは全然これからでした。

しかし今回の新型コロナウイルスの発生によってそんな悠長な事は言えなくなってしまいました。
理論上は上手くいくはずなんだけどまだ安全性に関してまだまだ不安が残る核酸ワクチン。
ヒトでの安全性は確保できてないけど、これだけ新型コロナウイルスが広がっている状態なので新しいワクチンを使っていくしかない状態なんだとか。。。

まとめ

この本の峰先生のまとめとしては、
根拠の薄い話に惑わされないように、一度信じた情報でも再度疑ってみようとか、自分の頭でしっかり考えようとか、そういう話なのですが、

日本人の年間死者数は137万人。
新型コロナで死んだ人はこの1年間で1万人もいない状態です。
しかもコロナが直接の死因でなくてもPCR検査が陽性だったら上記死者数にカウントされているという噂も。
この状態で安全とは言い切れない新型コロナワクチンを全員が接種する必要があるのでしょうか?

欧米など死者数が多い国はリスクをとってワクチン接種を進める必要があるかもしれませんが日本はどうなのでしょうか。
僕はちょっと疑問だなぁと思いましたがあなたはどうですか。
※個人の意見で、著者の考えとは異なります。

今日のあなたへの質問
「あなたは新型コロナワクチンを接種しますか?」
それでは今日もご機嫌な一日を!

コメント