子育てがわからないと思ったら読む本『あと伸びする子はこんな家で育つ:高濱正伸&相澤樹』

あと伸びする子はこんな家で育つ 子育て
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今日は花まる学習会・高濱正伸&相澤樹さんの『あと伸びする子はこんな家で育つ』についてです。
・子育てってどうやったらいいんだろう。
・どうやったらいい子に育つんだろう。
・自然と勉強する子になってくれたらいいのになぁ。
と、これから子育てに立ち向かうパパさんママさん向けの1冊です。

子どもにとっての家とは?

家族関係のよさが子どもの安心感の源泉
お母さんの状態は、何より大切
リビングに思い出が集まるように

子どもから見る家や夫婦像は例えるならば灯台の役割。
「帰れる場所」があるから子どもは安心して少し遠くに行ってみようという気持ちになれます。
夫婦仲良くして、子どもがいつでも帰ってこれるという安心な環境を作ってあげる事が大切です。
そのためにもお母さんの状態は何より大切。
子育てはとにもかくにもお母さんにストレスがかかってしまうもの。
時にはひとりでカフェに行ったり美容室に行ったりカラオケに行ったり映画に行ったり。
そんなひとり時間(友達と行ってもらっても全然OK)を、罪悪感なしで作ってあげるのも旦那さんの役割です。

あと伸びする子が育つ家の環境づくり

ファミリーライブラリーをつくる
遊びに没頭できるスペースをつくる
ホワイトボードを設置する
「子ども部屋」は絶対ではない
部屋を流動的に使う
「子ども部屋」の位置を考える
「お父さん席」をつくってみる
子どもの絵や写真を飾る
すぐ調べものができるようにする

子どもの絵や写真、折り紙で作った作品などをリビングに飾っておくと、訪問してくれたお友達やお客様が褒めてくれたりします。
こういった経験も子どもの自尊心は高まります。
また、本や漫画学習時点など、何か調べたい時にすぐに調べられる環境を作っておくのもよいそうです。
ホワイトボードを使って今日やる事を自分で決めて見える化したりと、ちょっとした環境づくりが子どものやる気を刺激します。

あと伸びする子が育つ家での学習

宿題は当たり前にやるもの
リビング学習がいい理由
お風呂とトイレを活用する
「宿題やりなさい」をあえて言わない
テストの結果を過度に気にしない
得意、不得意に神経質にならない
中学受験をもしするなら
主体的な学びとは?

宿題は基本的に子ども部屋でやらせるよりリビングでやる方がいいそうです。
子ども部屋の無音の環境より、リビングで家族と適度な距離感で勉強をする子の方があと伸びする可能性が高いんだそうです。
また、お風呂とトイレを上手に活用するのもよい方法なんだとか。
「あいうえお」「ABCD」「日本地図」「国旗」など、覚えちゃいたい事はペタペタ貼ってしまいましょう。

あと伸びする子が育つ家庭習慣

平日も休日も生活リズムを崩さない
テレビをリアルタイムで見せない
家庭菜園をする
お手伝いもしっかり任せる
無駄なものを家に置かない
収納のしつけをする
ゲームとのかかわり方を慎重に

あと伸びする子は生活リズムがきちんとできています。
夜21時までには就寝し、朝6時~7時に起きるような生活が理想的です。
なかなか難しいですが、朝早く起きる習慣が身についていなくて苦労している家庭は多いんだとか。
お手伝いを早くからさせる事もおすすめです。
お風呂掃除なんかは特におすすめなんだとか。
お手伝いを任せる事で家族の一員という責任感もつきますし、お母さん自身も楽になります。

あと伸びする子が育つ自由時間

夏休みをどう過ごすか?
週末をどう過ごすか?
どこに行くかは重要ではない
習い事の始め方
思考力ゲームをやる
親と離れる体験をさせる

週末には図書館に行くのがおすすめです。
一緒に行ったらそれぞれが自分の好きな本を探して借りて、帰ってから一緒に読む。
そんな習慣ができている家の子は自然と興味関心が広がっていくんだとか。
また、夏休みに親元を離れてサマーキャンプに参加するのもいい経験です。
もめ事を経験することも大事な経験。
お互いの意見を主張しながら喧嘩して仲直りする経験も、強くたくましく生きていくために必要な経験です。

子どもを伸ばすために親が大切にしたいこと

親が基準を持つとはどういうことか
子どもの「夢中」を大事にする
「話を聞ける子」になるには?
不自由な体験をさせる
変化を受け入れる姿を見せる
一人っ子の忍耐力をどうつける?
5年生という境界線
内向的な子とどう向き合うか

夫婦といえども元々は他人ですので、お互いの子育てに対する価値観を全く一緒にするのは難しいです。
でもしっかり話し合って我が家の基準を決めておくことが大切です。
お父さんとお母さんが一枚岩でいる事で、子どもは安心していられるんだそうです。

また、「話を聞ける子」になって欲しかったらまずは親がしっかり子どもの話を聞いてあげる事が大切です。
自分は子どもの話を途中で遮っておいて、「人の話をちゃんと聞ける子になって欲しい」なんて、そんな話がまかり通ると思ったら大間違いです。
子どもの話はまとまっていなくてまどろっこしかったりします。
それでもしっかり話を聞いてあげ、「こういう事かな?」と、話を言い換えてあげる事で、子どもは少しずつ自分の言いたい事をまとめる術を覚えていきます。

まとめ

この本は子育てについての入門書的な本です。
赤ちゃんの育て方というよりは幼少期、幼年期に子どもとどういう風に接すればいいかが分かる本です。
「勉強をしなさい!」と言い続けなくても自発的に勉強する子になって欲しいですよね?
そのためには家を居心地のよい空間にして、安心安全の環境をつくる必要があります。
パパママも家で一緒に仕事や勉強をして、背中を見せる事も必要です。
わが子にあとからグンと伸びる子になってもらうために、今から家の環境を整えてみませんか?

今日のあなたへの質問
「あなたのおうちは子どもにとって安心安全な環境になっていますか?」
少しでも参考になったら嬉しいです。
それでは今日もご機嫌な一日を!

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