怒らない方法を学ぶ本『アンガーマネジメント『1分で解決』怒らない伝え方:戸田久美』

怒らない伝え方 自分磨き
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今日は「アンガーマネジメント『1分で解決』怒らない伝え方」についてです。

・怒ってしまったあとに、言い過ぎてしまって後悔することが多い。
・人の怒りや期限に振り回されてしまう。
・「怒るのはみっともない」と思って、部下に注意ができない
・頭にきたことを、いつまでも根にもってしまう。

そんなあなたに是非読んでもらいたい一冊です。

この本はアンガーマネジメント協会理事、戸田久美さんの本です。

【怒りとは?】

そもそも怒りとはなんなんでしょうか。
●「怒り」は私たち人間にとって自然な感情
●なくすことはできない
●うれしい、楽しい、悲しいと同じ感情

怒りは、他の感情と比べると強いエネルギーをもっているので怒りの感情に振り回されてしまいがちなんだそうです。

怒りについての3つのポイント

1.怒りは感じてもいい
2.怒ってもかまわない
3.怒りは悪い感情ではない

「怒り」は世の中みんなが持っている感情。
だから昨日怒ってしまった自分を責めないでいいんだって。
仕事や子育てでイライラしていた自分にとって、とても勇気の出る言葉でした。
「いいんだ」「しょうがないんだ。」「みんなそうなんだ。」そう思える事で随分救われました。

怒りは二次感情

そして、怒りは「二次感情」なんだそうです。
「こうあって欲しい」「〇〇であるはず」という期待、理想が裏切られたとき、わかって欲しいと思うことがわかってもらえなかったときに怒りは生まれます。
そのときに感じる気持ち、「悲しい」「つらい」「寂しい」「悔しい」「不安」「困惑」…といった気持ちが怒りとなって溢れてくるんだそうです。

つまり、まず「悔しいー!(一次感情)」って気持ちが来て、
次に「怒り(二次感情」が来るっていう流れなんだって。

これを聞いてから、人が怒っている時、自分が怒っている時、
「今の気持ちの一次感情はなんだろう?」って考えられるようになりました。

「あ~、この人今、悲しいんだな。」
とか、
「あ~、この人今、がっかりしてるんだな。」
とか、
「あ~、自分今、寂しいんだぁ。」
って気づくと、怒りの気持ちも少し落ち着くし、相手に対してどういう風に接すればいいかなんとなく分かるようになった気がします。

怒りの原因

怒りの原因はその人の「ゆずれない価値観」=「べき」なんだそうです。

例えば仕事で電話を取り次いでもらう事ってありますよね。
Aさんは電話を取り次いでもらったら取り次いでくれた人にお礼を言うべきだと思っているとします。
Bさんにはそんな価値観がありません。
AさんがBさんに電話を取り次いだ際、Bさんはお礼を言いませんでした。
こんな時、Aさんの感情は「電話取り次いだんだからお礼ぐらい言うべきでしょ!?」=「怒り」となるのです。

でも、「ゆずれない価値観」って人それぞれなんですよね。
「べき」の境界線をチェックしてみるとよいそうですし、
こんな風に怒ってしまった時は、相手に自分がどうして怒っているのか、自分はどういう価値観を持っているのかを伝えてみるとよいそうです。

他にもこの本には怒りに対する研究成果が列挙されています。

怒りにみられる4つの性質

1.伝染しやすい
2.高いところから低いところに流れる
3.モチベーションになる
4.身近な対象ほど高くなる

これ、全部分かります。誰かがイライラしてると、周りの人もイライラしちゃうし、上司が怒ってると部下もイライラみたいな。でもモチベーションにもなりうるし、特に身近な人にほどきつく当たっちゃったりしますよね。

感情をうまく伝えられない人の5つの特徴

1.怒りを「誰か」や「何か」のせいにする
2.「嫌われたらどうしよう」と心配しすぎてしまう
3.すべての人に好かれようとする
4.怒りを溜め込み、ある日突然爆発させてしまう
5.言いたい事をなんでも言ってしまう

感情をうまく伝えられる人の5つの法則

1.自分にとってOKかNGかの境界線がわかっている
2.感情を伝える言葉の引き出しをたくさんもっている
3.自分の感情の取扱い説明書をもっている
4.ときには聞き流すこともできる
5.「自分のあたりまえ」に固執しない

アンガーマネジメント11の簡単テクニック

1.怒りを数値化する
2.思考を停止させる
3.その場から離れる
4.数を数える
5.深呼吸をする
6.心が落ち着くフレーズを唱える
7.いまに意識を集中させる
8.怒りを記録する
9.「〇〇すべき」を洗い出す
10.ストレスを書き出す
11.有酸素運動をする

まとめ

怒りは伝染してしまうそうです。
確かになぁと思うところもあって、
例えば僕が上司に怒られて帰って来ると、イライラが溜まっているので妻に八つ当たり、そしてイライラした妻は子供へ怒るみたいなね。
最後一番弱い立場の子どもに怒りの感情がぶつかってしまって、こりゃなんとかせなアカンと思って勉強を始めました。

例え誰かにイライラをぶつけられてもそれを周りに伝染させるのは自分のところで止めたいなって!
そういう男になりたいな!と僕は思う訳です(照笑)。

プライベートや仕事の時の具体的な怒りとの向き合い方、怒っている時の相手への伝え方も載っている本ですので、「怒りの感情」に振り回されて困っているという方にはぴったりな一冊かと思います。

「怒り」の感情が沸き起こったら一旦立ち止まって「今の自分の一次感情はなんなのか?」「自分のどんな価値観の境界線を破られたのか?」を考えてみて、それでも怒りの感情が収まらない場合は、そのパワーを頑張るモチベーションに変えてしまいましょう!

今日も怒りの感情と仲良く付き合っていきたいですね。

今日のあなたへの質問
「今、なんで怒ってるんだっけ?」
それでは今日もご機嫌な一日を!

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