今日は三凛さとしさんの『親子の法則』についてです。
・お金がちっとも貯まらない
・人から愛されるのが恐い
・自分に自信がもてない
その悩み、もしかしたら、子どもの頃の親との関係から派生している悩みかもしれません。
この本は、自分と親との関係を客観的に見直し、自分らしい『本当の人生』を取り戻す一助になってくれる一冊です。
その価値観って本当に正しいの?
「あなたはいつもやることが遅い」
「何をやらせてもドジ」
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「自分はそんな人間なんだ」
親が放った何気ない一言。
悪意はないかもしれません。
でも、その言葉は純粋な子どもの心に深く突き刺さる事もあります。
『自分が産んだ子なんだから、子どもに対して何を言っても構わない』
と、無意識のうちに思ってしまいがちですが、それは大きな間違いです。
親の放った一言が積み重なり、子どもの人格は形成されていきます。
そう、あなたもそうやって今の価値観ができあがっていったのです。
でも、その価値観、本当に正しい価値観なんでしょうか?
この本は僕たちにそう、問いかけます。
お金が貯まらないのは親のせい?
『貯金が貯まらない』と、いつもぶつぶつ言っている人の深層心理を探ってみると、お金に対してネガティブな印象を持っている事が多いんだそうです。
お金が原因で親同士、親戚同士が争ったり、ケンカしていたりという姿をまざまざと見せられた経験のある子どもは『お金を沢山持っているとロクな事がない』と、潜在意識に刷り込まれ、知らず知らずのうちにお金を散財してしまう傾向があるんだとか。
愛されないのは親のせい?
また、親から十分な愛情を受けていなかった(と感じて育った)子は、大人になるとその愛情をパートナーに求めようとします。
そうすると必要以上に相手に依存してしまったり、それが原因で逆に嫌がられて愛情を受け取れなかったりという悪循環に陥ります。
また、自分に自信がなく、普通にしているのにかわいがられている人を見ると、無性にイライラしてしまったりという状態になったりします。
『親捨てワーク』8つのステップ
子どもの頃の親との関係のせいで苦しんでいる人は本当に多いんだそうです。
でも、親は先に死んじゃう訳だし、死ぬまで親の影響で苦しんでるのもなんだかもったいないですよね。
そこで著者の三凛さんがおすすめしているのが『親捨てワーク』です。
親を捨てると言っても、実際に姥捨て山(うばすてやま)に親を捨てに行くわけではありません。
自分の記憶の中にある親から受けたイメージや価値観・考え方を見直すワークです。
ワーク1
ネガティブ感情の源を明らかにする
ワーク2
親への「不幸の手紙」を書く
ワーク3
自分も同じことをしていたと自覚する
ワーク4
親の行為が自分の助けとなっていたことを知る
ワーク5
自分の行為が他社にも利益をもたらしたと考える
ワーク6
親は正反対の性質も持っていたことに気づく
ワーク7
愛されていた証拠集めをする
ワーク8
親への「感謝の手紙」を書く
まずはネガティブ要素から見ていき、不満を吐き出し、そこから客観的に見直してみて、親は本当に自分を愛してなかったのか?本当に自分が思っているような人だったのか?自分はどうなんだ?と、大人になった今だからこそ客観的に振り返る事ができます。
『あれ、自分は愛されてないと思ってたけど、あんな事もやってくれたしもしかしたら結構愛されてたかも。』
そんな風に思えたら最高ですが、とにかく客観的に自分と親の関係を見直してみる事が大切です。
『親子の法則』目次
第1章
人生の9割は「親との関係」で決まる
第2章
お金がないのは父のせい、愛されないのは母のせい
第3章
悩みが消えていく「親捨て」のススメ
第4章
「親捨て」を成功させる8つのステップ
第5章
その先には「人生の五大自由」が待っている
【書評】親子の法則
この本を読んで、お金が貯まらない理由だったり、恋人との関係がうまくいかなかったり、今までなんとなくそうかなぁと思っていた事が言語化されていて、とてもスッキリした気持ちになりました。
自分自身は親との関係がすごく変だったかと言われればそうでもないし、まぁまぁ上手くやっていたとは思うんですが、こうやって苦しんでいる人は世の中きっと多いんだろうなと思いました。
『お金がちっとも貯まらない』
『人から愛されるのが恐い』
『自分に自信がもてない』
そんな悩みが実は親との関係から生み出されていたものだったとしたら・・・。
この機会に親捨てをして、悩みを一気に解消してしみてはいかがでしょうか。
今日のあなたへの質問
「あなたにとって、親との一番の思い出はなんでしたか?」
少しでも参考になったら嬉しいです。
それでは今日もご機嫌な一日を!
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