お金持ちになるには20代から『20代のいま知っておくべきお金の常識50』

20代のいま知っておくべきお金の常識50 お金
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今日は「20代のいま知っておくべきお金の常識50」についてです。
・お金について知りたい!
・今後僕らがもらえる給料って上がるの?
・貯金ってなんのためにするの?
などなど、お金に対する不安を抱える・・・というか不安がない人なんているのか???
と、思いますので、あなたにもピッタリの本だと思います。

この本はマルコ社という会社が編集、
冨手公嘉さん・池田香織さん、船山壮太さん、鮓谷裕美子さんという4名の方が執筆されています。

この本のストーリー

この本は、主人公の奥山総一郎(25歳/家電メーカー勤務の営業マン)と、
その彼女の上条さつき(27歳/フリーター)が、結婚して家を買って・・・と、
普通の幸せを掴んでいく上で、問題になるであろうお金の問題を、ストーリーに沿って解説してくれるという流れになっています。
途中途中で、漫画も織り交ぜられているので、非常に読みやすいです。

例えば2人がボーナスの使い道について、喫茶店で話していると、
隣の席でたまたま話を聞いていた税理士さんが
「いや~隣の席に座っていたんですが話が聞こえてきまして・・・」
と、2人の会話に入ってきて、お金について色々教えてくれるという流れです。
「絶対その怪しいおじさん(税理士)の言う事聞いちゃだめでしょ!」
というツッコミはさておき、この本ではこんな事が学べます。

この本で学べること

第1章 お金と就職
ボーナスって使っちゃっていいでしょ!?
第2章 貯金の常識
貯金ってそもそも何のため?
第3章 お金と結婚
結婚させてください!
第4章 住まいとお金
結婚したら賃貸派、それとも購入派?
第5章 お金の正しい使い方
カードローンで自己投資
第6章 老後とお金
二人の未来

お給料は下がり続けている

今後、僕らがもらえる給料は上がるのでしょうか?
そんな核心をつくような話からこの物語は始まります。

バブル崩壊・リーマンショックを受け、
19997年以降、20代の平均給料は下がり続けているんだそうです。
20代男性の1997年の平均給料は360万円
それが2010年には317万円と、43万円下落。
20代女性の1997年の平均給料は284万円
それが2010年には265万円と、19万円下落しています。

結婚式費用は356万円

そんな厳しい現代でかわいい彼女と結婚したい場合、
貯金はいくらぐらいあればよいのでしょうか。

リクルートブライダル総研調べによると
2011年の挙式・披露宴・披露パーティーの総額の平均額は356.7万円。
その他にも
婚約指輪36万円
結婚指輪(2人分)22.5万円
挙式料26.1万円
新婦の衣装41.4万円
新郎の衣装14万円
ブライダルエステ9.7万円
会場装花18.4万円
新婚旅行55.6万円
と、これだけでも合計553.9万円

お給料は下がっていく一方なのにこんな数字だけ見たら結婚式なんてとてもとてもと、思ってしまいそうな数字です。

確かに結婚式会場の花代が17万円と聞いて僕も、花屋と揉めましたからね。
「意味が分からん!」と。
「ただの花でしょ!?」って。
「17万円!?」

最近の晩婚化の影響もあり、結婚式の費用は年々上がっているんだそうです。
ただ1つだけ安心材料が。
親からの援助で結婚式をする人が8割、援助額平均は197万円というデータもあるんです。
確かに550万円も貯まるまで結婚式できないんだったらなかなか結婚できませんよね。

あと、最近は安く結婚できるようなサービスもありますからね。
レストランウエディングであれば費用も抑えられますし、海外ウエディングとかであれば、新婚旅行も兼ねてになるので、そんな選択肢もありますよね。

あなたは賃貸派?それとも持ち家派?

賃貸にするのか持ち家にするのかは永遠の議論と言っても過言ではないほど、昔から議論になっている問題です。
持ち家の方が安心だけど、地震や災害のリスクもあるしなぁ。。。と。

ここで著者は空き家率について言及しています。
2008年の時点で総住宅数5759万戸に対して空き家は756万戸。
空き家率はなんと13.1%。
将来は総住戸の約4割が空家になる
という予測も出ているそうです。
ただ、都心のマンションや人気のエリアの物件は依然として値段が高く、空き家になる物件は築30~40年だったり、マンションなのにエレベーターがなかったりなど、自分の住みたいような家が都合よく余っている訳ではないので、一概に賃貸がいいとか持ち家がいいとかは、結局言えないんだとか。

リボ払いの恐怖

リボ払いってめちゃめちゃ宣伝してるじゃないですか?
なんであんなに宣伝してるかと言うと・・・、企業が儲かるからです。
リボ払いか一括かで迷ったら、絶対にリボ払いを選んではいけません。

リボ払いの金利は年利15~18%程度と、10万円借りたら1年後に利息を1万5千円払うという高金利です。
大手銀行に10万円預けても、1年後に1円しかもらえない(0.001%で計算)時代に、1万5千円ですよ。

クレジットカードは手軽で便利ですが、要は借金です。
一括で支払えば金利は0なので問題ないですが、月の支払い額が安いからといって、リボ払いを使っていると、払わなくてよい1万5千円を知らず知らずのうちに払わされている事になるのです。

まとめ

この本はこうだからこうしなさい!と、決めつける感じではなく(リボ払いは除く)、あくまで客観的な平均値などを見せながら、お金に対する知見を深めてくれる内容になっています。
結婚式に350万円かかるとか、リボ払いはヤバイ!とか、子どもが生まれる際に出産一時金として42万円支給されるとか、誰も教えてくれませんでした。
しかし、こういったお金の知識を持っているか持っていないかは将来の重大な決断をする上で非常に重要になってくるかと思います。
20代のうちからマネーリテラシーを高めておけば、きたるべき結婚や出産、住宅購入の時にも余裕をもって対応できる事間違いなしです!

今日のあなたへの質問
「あなたのマネーリテラシーは100点満点中、何点ぐらいですか?」
それでは今日もご機嫌な一日を!

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