自己分析おすすめ本『ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ:ロバート・スティーヴン・カプラン』書評

自分を知る技術 自分磨き
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今日はロバート・スティーヴン・カプランさんの『ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ』についてです。

・自分は何がしたいのか分からない。
・自分にとっての「成功」とは?
・どうやって「成功」を手に入れるのか?

この本は、自分の「やりたいこと」や自分にとっての「成功」が分からないと悩みを抱える全ての人におすすめの一冊です。

ロバート・スティーヴン・カプランとは?

ロバート・スティーヴン・カプランさんは、ゴールドマン・サックスで副会長まで務めたハーバード・ビジネススクール教授。

ハーバードの学生や大企業の管理職だって、みんな仕事でうじうじ悩んでいて、彼の教室には将来に悩む多くの学生や社会人が訪れていたんだそうです。

彼の部屋は、さながら“キャリア相談室”。

2015年より、ダラス連邦準備銀行の総裁を務め、

インダバ・キャピタル・マネージメント社の共同設立者にして現会長、

ドレイパー・リチャーズ・カプラン基金の共同議長を務める。

などなど、なんだか凄そうな経歴の人です。

本を読んで、今の自分にとって気になったトピックスをいくつかピックアップしてみました。

あなたの成功を定義するのは誰か?

カプランは冒頭の文章で僕たちに問いかけます。

「成功」とはなにかと。

誰かにとっての「成功」があなたにとっての成功とは限りません。

一見幸せそうな、傍から見たら大成功しているような女優さんやお笑い芸人さんが自殺してしまう世の中です。

お金持ちになって、使い切れない程の資産を築いても、とっても孤独な人もいます。

カプランの元には傍から見たらとっても上手くいっているけども、自分自身では人生がうまくいっていないと思っている人がひっきりなしに相談に来るんだとか。

周囲が『成功』だというものを鵜呑みにせずに、あなたが自分自身で「成功とは何か」を定義する必要があるのです。

不当な扱いを繰り返されると・・・

程度の差こそあれ、誰もが過去に何度も不当な扱いを受けた事があるはずです。

何度も不当な扱いを受けた事がある人は、会社や業界、あるいは世の中の公平性を疑いがちです。

苦い経験のせいで、確実に見返りが期待できなければ何もしないと決意を固めているかもしれません。

そのような考えに囚われているとあなたは最終的には「無関心な皮肉屋」になるでしょう。

その冷めたモノの見方に囚われていると、自分の信念の声がかき消されて稚拙な決断を下すようになるでしょう。

被害者意識を捨ててください。

あなたの人生を操縦するのはあなた自身という事を思い出してください。

人生と選択に責任を持つのです。

『ハーバードの自分を知る技術』目次

第1章
あなたが生まれもった使命―はじめの一歩

第2章
自分の長所と短所を知ろう―自分の能力は自分で伸ばす

第3章
あなたが本当にやりたいこと―夢をみよう

第4章
自分を理解しよう―心の声の影響力について

第5章
チャンスを活かす方法―仕事力とキャリアマネージメント

第6章
“優秀な人”と“一流の人”の違い―品格とリーダーシップ

第7章
人間関係の重要性―すべてを一人でやることはできない

第8章
なりたい自分に近づくために―それぞれの道を歩む

7つのワーク

この本は全部で8つの章からできていて、7章までの各章には「やってみよう」というワークがついています。

第一章
「あなたにとっての成功とはなにか?」を考えてみる

第2章
自分のスキル評価をし、上司や部下にフィードバックをもらってみる

第3章
「一番よかった自分」について思い出して書き出してみる

第4章
自分史を書き、人生体験について友人と話し合ってみる

第5章
今の仕事で成果を出すために欠かせない重要なタスクを書き出してみる

第6章
尊敬している人の尊敬している部分を書き出して採点してみる
そして、それを自分と比べてみる

第7章
自分の情報を紙に書き、誰かと共有し、それについて話し合ってみる

各章、本の中ではもう少し具体的に細かくワークの指示がありますが、まとめると各章で実施するワークはこんな内容になります。

【書評】ハーバードの自分を知る技術

この本では、例えば第1章であれば、「あなたにとっての成功とはなにか?」というワークをやってもらいます。

成功の定義が決まらないと進むべき道、頑張るべき事も決まりません。

自分の長所や短所、自分の能力について棚卸するワーク、自分史を書くワークなどもついています。

こういったワークは脳みそを使って非常に苦しいと感じる事もあるかもしれません。

しかし、若いうちに自分自身を心から理解するワークを体験しておくことで、今後の人生の選択がしやすくなることは確かです。

また、沢山の悩める先輩たちの事例がでてくるのも特徴です。

みんな同じ人間だから、同じような事で悩んでるみたいと知れると、ちょっとホッとしますね。

自分自身とじっくり向かい合う「ハーバードの自分を知る技術」。

自分自身を理解し、自分の才能を発揮するための道標となってくるこの本は、これから就職活動をする人にとっても、おすすめの1冊です。

今日のあなたへの質問

「あなたにとっての成功とはなんですか?」

少しでも参考になったら嬉しいです。

それでは今日もご機嫌な一日を!

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