子どもがサッカーを始めたら読む本『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法:池上正』要約

サッカー 子育て
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今日は池上正さんの『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』についてです。

・子ともがサッカーを始めた
・サッカーを始めた子どもにどんな声をかけてあげればいいのか
・サッカーをやっている息子を応援したいけどどんな事を言ってあげたらいいか分からない

そんなお父さんに是非読んで頂きたい一冊です。

『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』を読むと、こんな事が分かります。

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法:目次

肯定する―「だからダメなんだよ!」抽象的な言葉で叱ってばかりいませんか?
上達する―「悔しくないのか!」負け始めると怒っていませんか?
楽しませる―「サッカーを最優先しろ!」子どもに押しつけてはいませんか?
気づかせる―「ちゃんと話を聞きなさい!」いつも世話を焼いていませんか?
考えさせる―「右へパス!」「そこでシュートだ!」試合の間中、子どもを煽っていませんか?
進化する―「今までこうやってきたんだから」古い概念のまま立ち止まっていませんか?
夢を持たせる―「プロになりたいんだよな?」子どもより先に自分の望みを語っていませんか?
余裕を持たせる―「勝ちたいという気持ちが足らなかった」敗戦を精神論で片付けていませんか?
自立させる―「失くすと困るから」電車の切符を大人が持ってあげていませんか?
和をつくる―能力別にチーム分けするのがよいと思い込んでいませんか?
問いかける―「何やってんだ!」大量リードされたら怒鳴ってませんか?

全部できるようになったらめちゃくちゃいいお父さんになれそうじゃないですか。

そう、これはサッカーを通じて子育ての本質にも迫っていく本です。

気になった部分をピックアップしてますので、是非ご覧ください。

小学生の全国大会を廃止したブラジル

勝利至上主義は時に弊害を起こします。

もちろんサッカーはスポーツですので、勝ち負けがつきます。

勝った方が楽しいし、勝った方が面白い。

しかし小学校年代に大人の勝利至上主義を過度に持ち込むと様々な弊害が起こります。

勝つためにボールを前に蹴ってばっかりだったり。

勝つために相手選手のユニホームを引っ張ったり。

大量リードされて勝てる見込みがなくなってきたからといってやる気を無くして試合を放棄したり、。

勝つことばかりにフォーカスするとチームに摩擦が起こります。

目先の勝利ではなく子どもの未来を見据えて、

失敗してもいいのでただ前線に蹴るだけではなく、意思のあるパスを。

そしてフェアプレーができる選手を。

7点差で負けても「1点取りにいこうぜ!」と言えるチーム作りを目指しましょう。

現にサッカー王国ブラジルでは昔は小学校の全国大会がありました。

しかしその時期にいい選手が育ってない事が分かり、今ではブラジル(ヨーロッパも)では小学生時代の全国大会開催自体をやめてしまったのだそうです。

子どもにサッカーをやらせるのは勝つためだけなのでしょうか。

実際に子どもが喜んで楽しんでサッカーをしている方が沢山プレーをする時間が増え、結果的に体力も増えます。

まずはどうやったら自分の子どもが楽しんでサッカーをやってくれるか?

技術の向上も大事ですがまずはそんなところから始めてみるのはいかがですか?

左足を鍛えないヨーロッパの指導法

日本ではよく右足も左足も両方できるようにと指導します。

ダメなところを改善して、平均値を目指すような風潮があります。

ドイツでは右足の選手が左足でセンタリングを上げると「どっちの足で蹴った方が成功確率が高い?」「切り返して利き足で蹴ったら?」と言われるそうです。

世界のトッププレーヤーメッシも驚くほど利き足の左足でしかボールを触りません。

ヨーロッパは長所を伸ばす方式。

日本はダメな部分を改善する方式。

ダメな部分ばかりに注目していると、平均的な選手しか育たないのでは?と思うのは私だけでしょうか。

また、ヨーロッパの選手は監督が右に行け!と言っても「OK」と言いながら平気で左に行ったりします。

自分の中でこっちの方がいいと思ったら迷わずその選択をします。

しかし日本人は従順で、監督の言われた通りに動きます。

いい意味では従順で調和を好むのですが悪い意味では他人任せで主張しない。

日本人には性格的にこんな特徴があるんだそうです。

進化する

サッカーは時代と共に進化してきました。

その1つがヘディングです。

ヘディングは幼児にはやらせない

というのが今の常識ですが、昔は子どもの頃からヘディングの練習をしてきました。

しかし最近の研究において幼児の頃にヘディングをさせると子どもの脳に悪影響を及ぼす事が分かり、今では12歳頃まではヘディング練習をやらせないのが一般的になりました。

また、我々が小学生の頃は練習中は水を飲まないが普通だったのが、脱水症になるので適度に水を飲みながら練習するのがいいが当たり前になったり、

うさぎ跳びをして鍛えていたのが、今では膝に悪いのでうさぎ跳びはやめた方がいいというのが一般的な考えになるなど、時代によってどんどん当たり前が変化していっています。

自分たちが子どもの頃にやってたあの練習はなんだったんだと思うかもしれませんが、そこは頭を柔軟にして時代についていく必要がありますね。

シュート機会が倍増するクアトロサッカーのすゝめ

クアトロサッカーも進化の1つです。

小学生年齢で11対11でサッカーをやらせているのは実は日本だけなんだそうです。

ゴールキーパーなしで行う4対4のクアトロサッカーでは、シュート機会が倍増するというデータもあります。

サッカーの一番のだいご味であるシュートやゴールが倍増するため、シュート技術が向上します。

加えてディフェンダーは早め早めに攻撃の芽を摘まないとすぐにシュートを打たれてしまうため、うまいディフェンダーも育ちやすいです。

よく小学校の11人制の試合では関係ない端っこの方にいる子がボーっと突っ立っていることもありますが、4対4の試合ではそんな暇はありません。

サッカーではトライアングルが大切と言われます。

3対3だとトライアングルは1つ。

4対4だと4つのトライアングルができ、5人になると更に多くのトライアングルができますが、11人制にになるとトライアングルの数が多くなり過ぎて複雑になります。

小学生のうちはなるべくシンプルな数のトライアングルを常に作れるぐらいの人数でやると子どもも混乱せずに上達し易い環境が作れます。

サッカーは人生の縮図

元サッカー日本代表監督であり、ジェフ千葉の監督を務めたイビチャオシム監督はこんな言葉を残しています。

「サッカーは人生の縮図のようなものだ。人生のいろいろなことを学べる。サッカーで子どもを育てることができる」

あなたはサッカーで子どもの何を育てたいですか?

向上心ですか?

競争心ですか?

仲間との付き合い方ですか?

礼儀作法ですか?

サッカーを通じでどんな人間に成長して欲しいか。

そんな想いをしっかり込めて、子どもに声をかけてみませんか?

【まとめ】サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法

自分の子どもにサッカーを好きになって欲しい。

サッカーを通じて色んな経験を積んで欲しい。

もっともっとサッカーの技術を向上させてあげたい。

あなたはそんな色んな思いを抱いて、この本に興味をもったんだと思います。

自分の息子がサッカーを通じてどうなって欲しいか。

どんな大人になって欲しいのか。

そんなイメージをしながら子どもに声をかけてあげると、昨日までの自分よりも、もっと気の利いた声がけができるようになるかもしれませんね。

一緒に頑張りましょう。

 

今日のあなたへの質問

「今日からサッカーを始めた息子(娘)にどんな声をかけてあげますか?」

少しでも参考になったら嬉しいです。

それでは今日もご機嫌な一日を!

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