宝くじで1億円当たると不幸になるって本当?『宝くじで1億円当たった人の末路:鈴木信行』

宝くじ 小説・実話
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今日は日経ビジネス副編集長、鈴木信行さんの『宝くじで1億円当たった人の末路』についてです。
宝くじで1億円当たったらなにを買いたいですか?
住宅ローンを返済して車を買って海外旅行に行って、六本木で豪遊ですかね。
でも、宝くじを買った人って本当に幸せになっているのでしょうか?

この本では、様々な人たちの末路(その後)を、取材を通じて明らかにしています。
宝くじが当たった人の末路はどうなったのか?
「友達ゼロ」の人の末路はどうなったのか?
賃貸派の末路は?

あなたの知的好奇心をくすぐる、24の物語が詰まった1冊です。

宝くじで1億円当たった人の末路

宝くじの胴元の取り分は約50%。
還元率が約半分といのは賭け事の中で最も率が悪いというのをご存じでしょうか。
経済学の世界では宝くじの事を「愚か者に課せられた税金」と呼ぶんだそうです。

宝くじを1枚買って最高金額の7億円が当選する確率は1000万分の1で、交通事故で死ぬ可能性よりもはるかに低いんだそうです。
そんな中、根気強く宝くじを買い続け、運よく1億円の当たりくじを引いた人の末路はいったいどんな風になるのでしょうか。

結論から言うと「一家離散、貧困化、人生の目的喪失」など、ろくな事にはならないんだとか。
齋藤一人さんの「眼力」という本にも載っていましたが人は自分の器量以上にお金を持てないんだとか。
その人の真の力ではない、偶然の急な大金はその人の人生をぶち壊してしまう可能性が高いんだそうです。

宝くじが当たるとどうしても周りの人に言ってしまいたくなるもの。
そうすると色んな人がおすそ分けを求めて近づいてきます。
実際に2005年には、サマージャンボ宝くじの1等2億円に当選した岩手県の女性が、交際相手の男性に殺害される事件が起きたんだそうです。
もちろん当たった当選金を大切に使って幸せになった人もいると思いますが、多くの人がお金の魔力に襲われて、人生をダメにしてしまうんだそうです。

「友達ゼロ」の人の末路

友達っていないと寂しいですよね?
大学でひとりでご飯食べるのって寂しくないですか?
SNSで100イイネ!もらって嬉しい!
そんな風潮が漂う中、友達ゼロでも全く問題ないというのがこちらのテーマの結論です。

人と群れ、友達の数が増える事で「自分に価値がある」と、根拠のない自信を求めている人が多いこの時代。
無理に人付き合いをして、精神的に疲れてしまう人も多いんだとか。

群れたがり気質の高い日本でひとりでいるのは非常に大変ですが、
世界で活躍しているトップレベルの人たちはみな、孤独に仕事をする習慣を身につけているんだとか。
人付き合いが苦手なのに「同調圧力」に負け、無理して周りの人と付き合っていると、心が摩耗していきます。
無理なく楽しく付き合える友達との交流はいいですが、SNSでいいね!を貰うだけの友達や居心地が悪いけど周りの目を気にして付き合っている関係のせいで生きづらくなっていませんか。
一度じっくり考えてみる必要があるかもしれませんね。

教育費貧乏な家庭の末路

世帯年収1300万円。一人っ子。
こんな家庭でも教育費にお金を注ぎ込み過ぎてしまうと老後に「高齢破産」という人生が待っているかもしれません。

ある家庭ではご主人が外資系の会社で年収1000万円。
奥さんも働いていて年収300万円なので世帯年収1300万円。
手取り年収でも1000万円弱ある過程なのでなかなかのセレブです。

教育熱心なこの家庭では4歳の娘をバイリンガルの幼稚園に通わせており習い事を含めた月額の教育費は14万円。
大学では留学も考えており塾代など含めた金額を計算すると全部で4000万円の教育費がかかる事が分かりました。
定年まで1300万円の世帯年収をキープできるのであればこれでも大丈夫かもしれませんが、50歳を過ぎると役職定年で一気にご主人の年収が下がる可能性もあります。
こういった将来の設計ができていないと結果的に老後の資金が足りませんという状態になりかねません。
また、こういった世帯年収の高い家庭は生活コストが高い傾向にありますので、年収が下がったからと言って簡単に生活レベルを下げる事ができません。

子どもの教育費は青天井。
少しでもけちると、「子どもの事を真剣に考えてない」なんて話になっているような家庭は黄色信号です。
公立の小学校じゃ子どもはまともに育たないのでしょうか?
無理して私立の小学校に入れる必要はあるのでしょうか?

子どもに対していい顔をして、無理をして、将来破産していたら笑えないですよね。
その投資は分不相応ではないですか?
夫婦でじっくり話し合いたい問題ですね。

その他の気になるタイトルはこちらです。

目次

【第1章】
やらかした人の末路
宝くじで1億円当たった人の末路
事故物件を借りちゃった人の末路
キラキラネームの人の末路

【第2章】
孤独な人の末路
「友達ゼロ」の人の末路
子供を作らなかった人の末路
教育費貧乏な家庭の末路
賃貸派の末路

【第3章】
逃げた人の末路
自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路
留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路
「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路

【第4章】
変わった人の末路
電車で「中ほど」まで進まない人の末路
グロい漫画」が好きな人の末路
外国人観光客が嫌いな人の末路

【第5章】
怠惰な人の末路
癖で首をポキポキ鳴らし続けた人の末路
8時間以上寝る人の末路
いつも不機嫌そうな上司の末路
体が硬い人の末路

【第6章】
時代遅れな企業の末路
禁煙にしない店の末路
日本一顧客思いのクリーニング店の末路
リモコン発見器の末路

【第7章】
仕事人間の末路
ワイシャツの下に何を着るか悩む人の末路
ワイシャツの下に何を着るか悩む人の末路2
男の末路
アジアの路上生活障害者の末路

まとめ

この話を読んだからといって明日からあなたの生活がすぐに向上する訳ではありません。
でも、なんだか気になるタイトルが沢山・・・。
ワイシャツの下に何を着るか悩む人の末路?
って、えー!一体どうなるの?

今日のあなたへの質問
「この本を読んでもあなたは宝くじを買いたいですか?」
少しでも参考になったら嬉しいです。
それでは今日もご機嫌な一日を!

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